熱中症の応急手当てをされるなら、を考える

今朝通勤中に、熱中症の方の応急手当てを行う機会が有りました。

状況確認、安全確保を行い、近くのお宅のチャイムを鳴らして応援を依頼しました。その際に救急車の手配をお願いしたところ、水のご用意まで頂ける神対応。頼もしい協力体制で事に当たり、対象の方が意識を保ったまま救急隊の方へとバトンを渡せました。(遅刻した会社からは労いの言葉を貰いました。有難や)

家では今日40度を超す所が有ると話題にするなど暑さに警戒しており、先日バズっていた漫画家さんの応急手当てのツリーをシェアする等していたため、判断と行動を迅速に行えました。普段の意識と情報、知識は大事だなと実感しました。


今回の経験で気付いた事が有りまして、それは、幸いな事に自己防衛法的なライフハックや救う知識は多くシェアされているのですが、救われる方法、対象者となった場合の心得的なモノはあまり聞かないなと。

そこで、ふとシミュレーションしてみたのですが、簡単に言えば救う知識に則って、意識を保ちつつ救助者に救われれば良いのだと思います。
しかしながら、対応に当たってくれた人がすべからく適切な対処法を把握している訳でもないでしょうから、知っているなら促すのも必要なのかなと。

今回実際に体験して分かりましたが「大丈夫ですか?」の声掛けは本当に「大丈夫です」と返って来て(立てないで倒れ込んでいる状況になっていても、この反応を返してしまうものなのか、と)驚きましたので、
しっかりと助けて貰うためにはしっかり助けて貰うための対応、心構えが必要だなと思った次第。
意識がはっきりしていないと反射的な反応として大丈夫と言ってしまうのかもしれませんが、出来れば症状と、事故なのか体調面からの現状なのかを伝えたいです。

あとはどうして欲しいかも伝えたいですね。
連絡をとりたいとか水が欲しいは有ると思いますが、今回凄い方だなと感心して真似したいと思ったのが、今は倒れているけれど直ぐには起きれないし、起きたく無いとの意思を示してくれた事ですね。
ですので、タイミングをお任せして、GOの声かけを貰ってから上体を起こすのをお手伝いました。


ただ、これらは幸いにも意識が有ればというものですから、無いなら自己防衛に尽力するしかないな、とも。
とは言えそれだと結局努力と根性と運に頼る形なのでもう一つ何か欲しいなと考えたのが、いざ倒れそうとなった時場所を選びたいというものです。

今回は住宅街の家の塀の前で倒れているのを発見しました。
(当初は凄い姿勢で念入りに自転車を手入れしている人がいるな、という第一印象でした。倒れている、困っている状況と認識出来ませんでした。気付かれないというのも問題だし、怖いなと思いました。救助をアピールする姿勢を考える必要が有りそうです。
また、塀の前というのが死角となっており、現場の前のお宅は気付かなかったとの事でした。もし当事者になった場合、留守だったら仕方有りませんが、チャイムを鳴らして助けを呼ぶ等しないと気付かれない事実を認識しました)

自分が通った事で発見出来ましたが、住宅街は通勤通学がおさまると人通りがそう多く有りません。
そこで、もし体調がギリギリの状態であると感じたらなら、住宅街ではなく人通りの多い大通りへ出る事を意識したいと思いました。これが倒れるなら場所を選ぶ、という点です。


あとは、目的達成が近くても、無理をする理由にしないという意識でしょうか。
暑さを避けるため、朝早くから作業をされており、最後の一つという所で気持ちが悪くなり倒れてしまったとの事でしたので、状況ではなく体調で判断を適切に行いたいと心に刻みました。

この仕事を終えたら麦茶だー、ビールだー、蕎麦だーと思っても、それがヘル麦茶、ヘブンズ蕎麦とかになったらことなので。


などなど、今回の経験から得た教訓は以上です。
暑い日が続きますので、皆さんもお気をつけ下さいませ。


https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/first-aid/


https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/

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