#小説 #読書 #夏への扉 #ロバート・アンスン・ハインライン #猫 #猫のいる生活


#小説 #読書 #夏への扉 #ロバート・アンスン・ハインライン #猫 #猫のいる生活

ダンは親友のマイルズと興した会社に、秘書のベルを加え革新的な家電を次々と発明、販売するも、哲学の違いから衝突。婚約したベルにも裏切られ、逃避と意に沿わぬ形で #コールドスリープ し30年後へ。果たして起死回生の #タイムリープ夏への扉に通じているのか?


#夏への扉 https://www.amazon.co.jp/dp/415011742X/ref=cm_sw_r_cp_api_fab_uE9FFbHJRBCQC
開始早々の裏切りに胸を痛め、無理矢理のコールドスリープからの未来で懸命に時代遅れを取り戻す姿はまるで #三井寿 (なぜオレはあんなムダな時間を………)。発明への情熱と倍返しロードと時間差ロマンスに感情移入が捗ります。ガジェットも興味深く、 #ルンバ ? が登場し1956年の作品とは思えない的確な予言が。


また、SFファンにはたまらないミッシングリンクオーパーツ的なガジェットの考証、設定にロマンが有り、思わず膝を打ちました。

他にも、本作は #猫小説 としての評価が高いのですが、それも納得。ただ可愛いだけの存在ではなく、ままならない性質の細やかな描写が、完全に猫をパートナーと捉えている人のそれでした。


寒く辛い冬を迎えても、温かく、楽しく明るい夏へ通じる扉の存在を信じて探求し続ける。
そして、それは過去ではなく未来にこそ見出すという、非常に前向きなメッセージを、作品を通じて受け取ったように思います。

f:id:mondosumio:20201016123941j:image